君は同期で幼馴染で××で
そして迎えた受験本番。

「や、やっぱり……」

薄々予感はあったけど、陸は私と同じ大学を第一希望に掲げていた。

「だって、もともと候補に挙げてたし、真紀ちゃんと一緒なら楽しそうだし」

と、女の子をドキドキさせる、わんこスマイルを浮かべていた。私には効かないけど……

「ま、まあそうか。じゃあ、陸も一人暮らしするの?」

「うん。受かればね」

いやいやいや。陸ならほぼ心配ないレベルだよ。



「ずっと一人暮らしをしてみたいと思ってたし、今も変わらないけど……こうやって時間とともに、こっちの友達ともだんだん疎遠になっていくのかなあ……」

「そうだね。でも、僕と真紀ちゃんの縁は切れないよ」

「ん?どういうこと?」

「だって、実家はご近所だし、母親同士は仲良いし。何より、僕と真紀ちゃんは、喧嘩知らずの仲良しだからね」

そういえば、陸とは喧嘩らしい喧嘩をしたことがなかった。まあ陸は穏和だし、よく懐いた弟のような感じで近くにいたから、怒る要素がなかったっていうのが本当のところだけど。


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