始まりはクールな御曹司とのとろける様な一夜から
どうしてこんなにも想ってくれるの?


輝くんみたいな本当に可愛くて、イケメンで、性格がめちゃくちゃ良くて、みんなに好かれてる、こんな素敵な人に、ここまで言ってもらって…


私は、申し訳なくて、ただ、ずっとごめんなさいとしか言えなかった。


私は、輝くんと別れて、そのままマンションに戻った。


悠人は、まだ帰っていない。


玄関の小さな灯りだけを着けて、中に入った。


真っ暗な奥のリビングのソファに腰を下ろして…


私は…


どうしたんだろ、自然に涙がこぼれてしまった。


声を押し殺しても、無理だった。


誰もいない部屋で、私は、大きな声を出して泣いてしまった。


きっと、大丈夫、全て上手くいく…


恭吾さんも、輝くんも、絶対に、幸せになれる。


私のために、2人のこれからの大切な時間を、決して無駄にして欲しくないよ…


本当に、本当に、素敵な2人だから…


お願い…私のことなんて、早く忘れて…
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