あなたの隣~憧れ先輩と営業外回りペアになりました~
「え?」
終わりじゃないのっ!?私の心が一気に明るくなる。
「これから大事な営業だ。」
「え?」
「岸田産業が出店してる水族館のイベントに顔出しだ。」
「・・・?」
「休日に営業で世話になってる企業のイベントとか販売会に顔を出すことも次につながるんだよ。」
そう言って先輩は車を走らせた。

そういうことか。
あくまで仕事の延長だとしても、先輩と水族館に行くことができることに私はうれしくて思わず緩みそうになる頬を緩めないように口をきゅっと結んだ。

私の運転とは比べるのも申し訳ないくらいの先輩のスムーズな運転ですぐに水族館についた私たち。先輩は車から降りてワンショルダーの黒いバックを肩から斜めにかけた。私は自分の身だしなみをちらりとチェックして髪を手櫛で整えてから先輩が歩き出したほうへついて行った。
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