Ⓒランページ




男は滅多に喋らなかった。やっぱりまだ少し緊張してるキミはどこか会話がぎこちない。


キミは何か話さなければいけないと必死に話題を探した。学校のこと? 部活のこと? プライベートのこと? いろいろと考えるがどれもピンとこない。


プリセットクソ野郎じゃないけれど、キミは男に「今何してるの?」と聞いた。


「ネタ集めさ」


「ネタ集め?」


「そう。俺、電子書籍の小説を書いているんだ」



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