Ⓒランページ




彼の部屋で会うことになり、行ってみるとキミは驚く。


カフェスタイルの部屋で、カウンターや座席、2階席もちゃんとあって、ああここまパソコンを見ながらコーヒーを楽しめるところなんだというコンセプトまで見えてくる、なかなかにセンスの良い部屋。


彼はカウンターに腰掛け、キミに気づくと「いらっしゃい」と言ってペコリと頭を下げるアクション。


「ごめんね。寝てた?」


「ううん。大丈夫。ちょうど学校の課題を終わらせたところだったから」


そう言いながらキミは、よくもまあこんな嘘が自然と思いつくものだと思った。


「なら良かった。実はキミに話しておきたいことがあったんだ」


男のその言葉を聞いて、キミは確信した。これから私はこの人から告白される。そして私はそれを……。


あれ? 私はどうするんだろう。



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