隠された日記
「うーんと、、」

とても狭い部屋だ。

「お父さん、あの日記ってどこから出てきた?」

「日記?机と壁の隙間に落ちてたよ。」

お父さんの机と壁の間の僅かな隙間。ゆゆは、懐

中電灯を持って暗いその隙間を照らす。だが、紙

らしき物は何も見えない。

(ここにはない、みたい、、)

ゆゆは、懐中電灯を置いた。

「お父さん、引っ越ししてきてこの部屋に荷物置

く時、何かすでに置いてた物、本当に無かっ

た?」

ゆゆは、お父さんの方を見る。すると、お父さん

は、振り向いて、首を振りながら

「何もないよ。」

と言った。

「そっか、、じゃあ、最初お父さんが家具を置く

前、ここには何があった?」

「机だけ、先に運ばれていたんだ。たんすは、業

者さんと持って入れたけど。」





< 34 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop