極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な愛し方
リビングのソファに体を投げ出すと、お姉ちゃんはやけに楽しそうに私の隣にぴたっとくっついてきた。
「もしかして紗知、まだ聞いてないの? 大好きな那月君が帰ってきたんだよ?」
「え! ナツ君が?」
とたんにソファから飛び上がった。
ナツ君とは大人にならなきゃ会えないと思ってたのに。
「お姉ちゃんナツ君に会ったの? 今どこにいるの? どんな男の子になってた?」
嬉しすぎて、一佳君のスマホ事件のことなんか一瞬でどこかにいっちゃった。
おままごとしたり、折り紙やシールを交換したり、人数合わせのためのドッジボールの誘いから一緒に逃げ回ったり。
ナツ君とは思い出がありすぎる。
あの頃、友達の少ない私の唯一といっていいほどの大切な存在だった。