極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛
「ほら行くよ。小松さんは俺のカノジョなんだから」
強引に腕を引かれて、知らない道へと歩き出す。相馬君の家がどこかなんて知らないし初めての道は不安になる。
5時を過ぎてもう辺りは暗くなった。
「ねぇ相馬君、今日はもう帰りたい」
彼の気持ちは嬉しいけど、この手をもうほどいて欲しい。
「そういうとこだよ。人のこと振り回してんのは自分の方だって自覚ないんだね」
離そうとした手は、逆にしっかり繋がれてしまった。彼のことは嫌いじゃないのに、どうしてこんなに不安になるんだろう。
「そんな顔されたらどんな手を使っても振り向かせたくなるって、まだわかんない?」
細い路地をぐいぐい歩いて、人気のない場所に連れていかれた。