極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛
「ほんとにやめて、こんなのやだ」
「あんまりピュアすぎるのもよくないよ? 男子って理性保てない生き物だから」
「ゲームかなんかのつもり? 人のことバカにしてそんなに面白い?」
「そんなことしてるつもりないよ、小松さんのことが好きってまだ伝わってないの?」
「好きな子が嫌がることをするなんておかしいもん」
「手に入れたいんだからしょうがないじゃん」
こんなのやっぱり暇潰しだよ。
でも同じ暇潰しでもナツ君は大事に扱ってくれた。同じゲームでも、いつだって私の気持ちを大事にしてくれた。
同じ自分勝手でも、嫌がることは何一つしなかった。逃げ場所も答えも、ちゃんと私に委ねてくれてた。
「相馬君とはやっぱり付き合えない。あの写真消してよ。一佳君に迷惑がかかるんだよ、お願い」
「いいよ、ここでキスできたらね」
「それ、ほんとう?」
「うん。キスするか逃げるか選んでいいよ」
力がふっと弱まって、目の前で相馬君の切ない瞳が揺れていた。
キスしたら、きっと写真は消してくれる。
どうしよう。
下唇を噛み締めたら、相馬君にまた肩を掴まれた。
「そんな顔されたらやっぱ強引に奪いたくなるな」