極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛

だけどそれから露骨に避けられて、しかも彼氏ができたって言い出した。
それって相馬?


でも、そんなわけねーじゃん。紗知は俺のものって嫌ってくらい自覚したはず。


でもろくに顔も見せないで登校していくなんてことは今までなかったから、少し不安になってきた。
強気じゃなきゃ俺じゃないのに、紗知のこととなると、実はメンタルやられがちなんだよな。


学校ではずっとあいつと一緒。
せめて寄り道しないで欲しくて早めに仕事を片付けて電話しようとした。


まだ学校にいるんなら正門で待とうと思ってたけど、知らない場所にいて焦る。


どこだよここ。
とにかく行かないと。
すでに日も暮れてきた。


紗知は少しずつ移動してるみたいだから、あいつと部屋にいるわけではなさそう。
だけど、ある地点でぴたりと動きが止まってそこは住宅地付近だった。


相馬と付き合い出したんだとしたら、あいつの部屋に上がる可能性もある。


あいつのことは声しか知らないけど、たぶんただのヘタレじゃないから尚更不安が加速する。


紗知は気は弱いけど自分の意思はしっかりしてる。自分より他人を優先しがちだけど、ここぞってとこでは頑固なとこがある。


だから相馬に流されるようなことはないって思うけど、力ずくで何かされたら抗いようがない。


早く紗知のところに行かないと。
息が弾んで苦しいけど、走って走ってどうにか紗知をみつけた。


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