極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な愛し方
「やだ、やめっ……!」
「こんなのに反応すんだ?」
「からかうのやめてってば!」
「どこから食べられたい?」
人の話聞いてないし!
「大人しく朝ごはん食べてよ! って、ちょっと、手……、ぁっ」
「動くと制服がシワになるけど。何したのってみんなに聞かれるかも」
「そ、そういうのハレンチっていうんだよ!」
真面目に言ったのに、ナツ君は楽しそうに笑い出した。
「冗談だって。でもばっちり目が覚めたから初仕事合格」
やっとナツ君の腕の中から脱出したけど、全身たぶん真っ赤。
「今後は私で遊ばないって約束して。今度やったらマネージャーやめるからね」
笑いを噛み殺してるから、頭に来て思わず言っちゃった。
効力があるなんて少しも思ってなかったんだけど、意外にもナツ君は謝ってくれた。
「ごめん、でも反応が可愛い紗知のせいだから」
全然動じない余裕のある笑顔にさらにどきどきするなんて……こんな生活ほんとにやっていけるのかな。
「今度事務所に行く時は俺が起こしに行くから許してよ」
「いや、それはお願いやめて……」
意地悪を帳消しにするように優しく頭を撫でられた。
「拒否る紗知もかわいい」
かわいいなんて言われたことないもん。はいはい、って流せるかもと思ってたのに全然できないし。
いちいちどきどきしてたら身が持たないのにどうしよう。
それにしてもナツ君て、なんでこんなにいい匂いがしてるんだろう。もう意識が飛びそう。