極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な愛し方
メモ書きやラフで埋めつくされたアイディアノートを眺めていると、いつでもその時のナツ君の顔や声なんかが甦ってきて、それがとんでもない閃きになる。
描きたくて仕方なくて、学校でも休み時間はずっとiPadに向かってるくらい。
その日も休み時間ごとに教室の隅っこで昨日の続きを描いていたら、クラスメートの相馬君に声をかけられた。
「集中力すごいね、創作活動順調なんだ?」
彼はバスケ部のエースで明るくてノリのいい、イケメンのモテモテ君。
運動神経もよくて成績もいいから、いつでも女子に囲まれてきゃーきゃー言われているような、私とは無縁の世界の住人だ。
それも結構遊んでるなんて言われてて、気崩した制服も多めのピアスもちゃんとチャラい。
簡単に言うと一軍男子のトップに君臨する人気者なんだけど、なぜか日陰の住人(私)に構ってくる物好き君なのだった。
「今すごく調子いいの。だからちょっと集中したくて。ごめんね」
「相変わらず相手してくれないよね。冷てーなぁ」
なんて言いながらいつも彼は明るく笑ってる。
あなたが苦手ですって必死に伝えてるのに、全然気づいてくれない。