TRUMPゲーム
「なんでそんなゴミに手なんて差し伸べてるのお姉ちゃん!!」
アリスちゃんが近寄ってきて私の差し伸べていた手を払って隣にいつのまにか来ていたレイくんにぎゅっと握られる。
「ありあお姉ちゃんが汚くなっちゃう!」
一瞬の出来事で意味がわからなかった。
「ねえアリスちゃんは、なんであんな酷い事を、レイくんまでなんで?」
頭の中が疑問でぐちゃぐちゃだ。
しかしそんなことは気にしないと言うように冷たい笑顔でアリスちゃんは答える。
「お姉ちゃん。アレはね、ただの紙切れ。ゴミなの。お姉ちゃんは起きた時持っていた"CARD"柄と記号が描かれてたんじゃないかな?」
CARD……
気がつくと何も持っていなかったはずの手には見覚えのある[A]と描かれたカードが握られていた
「A…」
それを横から覗くような体勢でアリスちゃんは続ける。
「そうだよ!!お姉ちゃんは大切な"A"そして私たちディーラーのお気に入りでもある。だから、能力すら貰うことの出来なかったゴミに触れちゃダメ。そうよねレイ♪」
「うん」
私はそこで理解する。
この世界ではCARDがすべてなのだと。
アリスちゃんが近寄ってきて私の差し伸べていた手を払って隣にいつのまにか来ていたレイくんにぎゅっと握られる。
「ありあお姉ちゃんが汚くなっちゃう!」
一瞬の出来事で意味がわからなかった。
「ねえアリスちゃんは、なんであんな酷い事を、レイくんまでなんで?」
頭の中が疑問でぐちゃぐちゃだ。
しかしそんなことは気にしないと言うように冷たい笑顔でアリスちゃんは答える。
「お姉ちゃん。アレはね、ただの紙切れ。ゴミなの。お姉ちゃんは起きた時持っていた"CARD"柄と記号が描かれてたんじゃないかな?」
CARD……
気がつくと何も持っていなかったはずの手には見覚えのある[A]と描かれたカードが握られていた
「A…」
それを横から覗くような体勢でアリスちゃんは続ける。
「そうだよ!!お姉ちゃんは大切な"A"そして私たちディーラーのお気に入りでもある。だから、能力すら貰うことの出来なかったゴミに触れちゃダメ。そうよねレイ♪」
「うん」
私はそこで理解する。
この世界ではCARDがすべてなのだと。
