総長さま、溺愛中につき。①〜転校先は、最強男子だらけ〜
「おい、何ちゃっかり由姫の連絡先もらおうとしてんだよ!」
黙々と作業をしていた拓ちゃんが、海くんにつっかかる。
「いいじゃん連絡先くらい。由姫って弱そうだし、連絡くれたらいつでも駆けつけるから」
弱そうって……あはは……。
でもこの格好なら、そう思われても仕方ないかも……。
私……そんじょそこらの人には、負けないと思うけどなぁ。
でも、海くんの優しさはありがたく受け取っておこう。
私もスマホを出して、連絡先を交換する。
「たしかに、こいつなんかワンパンで終わりだろうな」
後ろで、華生くんがははっと笑いながら言った。
「……お前もワンパンで終わらせてやろうか?」
「ひっ!」
もう、拓ちゃんってば……。