あなたと・・

感謝


毎日、夕方から塁と浩介さんが
来てくれる。

浩介さんの部下の亮さんもたまに
顔を出してくれるが
私が中々、受け入れられないから
病室の外で待機している。
「すみません。」
と、言うと
「問題ないですよ。
私が勝手に浩介さんに
ついて来ているだけですから。」
と、言ってくれた。
「そうだ。だから、
蒼が、気にやむ必要はないぞ。」
と、言う浩介さんに
「もぅ、浩介さんは。」
と、ハラハラしながら言う私を
三人が笑っていた。

塁は、日に日に
浩介さんになついている
亮さんや他の先生方からも
可愛がってもらっているみたいで
本当に感謝しかない。

それに、浩介さんは、
診察だ、リハビリだと
私の元に来てくれて
なんと言ってよいのか
わからないくらいだ。

浩介さん自体は
好きでやっているし
俺には、下心があるからな
と、平気な顔をして
言っているが・・・

こんなに甘えていて
よいのかと思ってしまう。
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