【完】終わりのない明日を君の隣で見ていたい
08*予期せぬ告白



 翌日、朝のSHR。

「今週は清掃強化週間のため……」

 先生の連絡事項を聞きながら、わたしは内心、心ここにあらずだった。昨日完成したゼッケンを持ってきたのはいいものの、こんな出来映えで大丈夫だろうか……という不安が急に襲ってきたのだ。

 毎朝聞き惚れている先生の低くて澄んだ声が、頭を介さず耳から耳へと通り抜けていく。その間にも、教卓に立った先生はいつものようにつらつらと連絡事項を述べていく。そして。

「以上が今日の連絡だ。SHRを終わりにする前に、」

 そこで話を切った先生が、不意にわたしを見た。

「体育祭委員から連絡があるんだよな」
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