rain
ぐっと、私の唇を塞いだ



「……っ」



いつもよりも、少し強引に


長く、深く


キスを繰り返す



苦しくなって涙を浮かべようが


胸を叩いて訴えようが


朔君は止めない



まるで



自分を煽ったらどんな目に遭うのか


身を持って、分からせてやると言わんばかりに


私に、甘い口づけを繰り返す









やがて、気が済んだのか、朔君が私を解放する



「……体調、良くなったら覚えとけよ」



肩で息をする私を見おろして、意地悪そうに笑う



「…」



………そういうところ



結局、なんだかんだ言っても


意地悪そうな態度を見せても


私の事を考えて、手加減してくれる朔君




そんな朔君に、私は今日も惹かれ続ける
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