あなたに恋をする〜happiness〜
「どうかしたの?」

私は恐る恐る訪ねた。
すると創ちゃんは、

【だって桜ヶ丘スター学園に行くんじゃ………】

「あー………」

そう言えば昨日そんなこと言ったな………。
行こうと思ってるけどまだ手続きしてないんだよね。

「まだ手続きしてないから9月の中旬くらいには通えると思うよ?それまでは今いる創ちゃんと同じところだよ」

私は短くまとめて話した。
創ちゃんはなるほどっと言ったように納得したみたい。
よかった………。

「だからもしよかったら一緒に行かない?迷惑ならいいから………っ」

私はちょっぴり怖かった。
無理って言われるのが怖い。
創ちゃんとはだいたい一緒に登下校しているから断られるとなんか傷つくんだよね………。
まあ、本人には言えないけどね。

【もちろん!一緒に行こ、恋!!】

「………うん!!」

私は電話を切った。
そして急いで学校に行く準備をしはじめた。
たぶん行くのはこれっきり。
一回だけ………。
羽山君に会うのもちょっと辛いから。
だから今日だけ。
今日で最後にするから………。
明日からは………桜ヶ丘スター学園に行くから。
だからお願い。
今日は………創ちゃんと羽山君がいる学校がいいの。
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