あなたに恋をする〜happiness〜

一回だけ


「え………今日の仕事がなくなった?急にどうかしたの?」

【なんかユンユンが風邪ひいたみたいで………】

「そうなんだ………」

私はサユリンとの話を終えてベッドに横になった。
今日あった仕事………ドキュメンタリーがなくなった。
ユンユンが風邪ひいてしまったみたい。
私たち三人だけでもできるんだけど………ユンユンがこれだけは絶対にでたいとか言ったみたいでまた風邪が治ったらになったんだ。
突然空いてしまった午前中。
午後は………確か、何もなかったはず。
9月の中旬からはめっちゃ入ってるんだよね………。
驚くほど………にね。

「学校行こうかな。創ちゃん………まだ行ってないよね?時間的に………」

私は創ちゃんに電話をかけた。
二回くらいの呼び出し音のあと、創ちゃんの声がした。

【もしもし恋?どうかしたの?】

みなくてもわかる。
この声のキラキラ。
………なんだか、スッゴい期待されてるな。

「あのね………今日は何もないから………一緒に学校に行こうと思って」

私はしどろもどろになりながらも話した。
創ちゃんは沈黙。
どうかしたのかな?
私の想像ではスッゴい喜ぶと思っていたので意外だった。
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