口さけ女と陰陽師
陰陽師としてか男としてか

男として

飯島「あの様子じゃやっぱり昨日のこと誰かにいいふらしてないか不安になったんだな。全く。。。」

飯島の心の声[陰陽師としてなら言ってたかもしれない。こいつは危ないやつだって。魔だってな。だがこいつは悪さをしていない。まだしてないだけでする可能性はある。たが昨日見て思った。必死に口をかくそうとしていた。本来口さけ女は最強の…嫌もうやめよう。]

誠「飯島どうしたんだ?そんなに難しい顔をして。またあの魔だと勘違いした子のこと考えてるのか?」

誠が嫌味な感じで話しかけてきた

飯島「勘違いじゃねぇよ。俺は昨日その証拠をはっきり目にしてきたからな。」

誠「じゃあなんで消さないんだよ。普段の君ならすぐにやることじゃないか。まさか…惚れたのか?」

飯島「…は?」

飯島は驚きの表情を見せる

誠「まぁあんなに美人で優しくて成績も優秀だったら惚れるのも仕方のないことだけど…。」

飯島「ちょっちょっと、まて!誰が誰を惚れてるって?ありえないだろ!だって俺は…。」

誠「陰陽師だとしられたらヤバイ…てか?」

飯島「!」

飯島の心の声[正直すこしくち子にはひかれていた。誠がいう理由もあるが、俺は今までの魔と全く違う気配や行動をするくち子がきになって、気づけばいつもくち子が目先にいる。こんな気持ちになるとか陰陽師として、嫌その前に人間として間違っているとも思ったけど、どれだけ考えないようにしても気持ちが込み上げる。だが告白する気はない。絶対に振られるからだ。だって俺は…。]

誠「え。まさか図星?冗談だったのに。」

飯島「…なぁ陰陽師と魔っていや、人間と魔いや妖怪ってやっぱ合わないよな…。」

誠「な、なんだよ急に。そんなこと決まって…。」

誠はそこまでいってやめた。飯島が本気で悩んでることがわかったからだ

誠「…。そうだな。合わないかもしれないな。」

誠の言葉を聞いてやっぱりかという顔をする飯島。それに構わず誠は続けた。

誠「だけどそれは回りから見たただの意見だ。合う合わないは人それぞれなように、人間と妖怪にだって合う合わないがあるんじゃないかな。」

飯島はその台詞を聞いてくち子を見た。好きだと実感したら胸がやはり高鳴る。

誠「後はお前次第だ。告白するにもしないにも、、、するとして、陰陽師のこというか言わないかもな。」

飯島「…。」






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