イケメン歌の王子様と禁断の恋!?
(あ!いいこと思いついた!)



「起きないと私、誰かの彼女になっちゃうかも…?」



こんなので起きてくれるわけないけど、起きてくれたらそれはそれで恥ずかしいかもしれないです…



「!?」



(あ、起きた。この言葉に反応したのかな?ちょっとそれはやっぱり恥ずかしい…かな)



「おはよ、祐。随分ぐっすりだったね。もう朝ごはんできたから一緒に食べよ?」



「…」



「祐?」



(なんで無言なんだろ…)



「起きたから、お前は誰の彼女にもならないよな?」



(え!それ考えてたの!?それで黙ってたのか…)



「だ、誰の彼女にもならないよ!だって告られてもないんだから!」



「だよな!!!お前なんかに告るやつなんていないよな!」



(そ、それはそれで失礼な気が…まぁいっか)



「ほらほら!今はそんなことよりご飯ー!お魚冷めちゃうよー」



「着替えてから行くから待っててくれ」



「わかったー」
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