恋を拗らせている。
まぁ確かに、弥那は元から外に出て遊ぶタイプじゃなかったから、嫌だったのかも知んないけどさ…彼氏とのデート…だぞ?
そんなストレートに断る?



「なぁ、俊哉〜、今週末カラオケ行こー」



スマホ片手になよなよと近づいてくる神楽。
あれ、なんか張り切ってたよな、さっきまで。



「は?好きな子誘うとか、言ってなかったっけ?まぁ、いいけどさ」



誰だったっけか、生徒会の…何かきつそうなイメージのやつだったんだけど。
神楽曰く、可愛いとこもあるんだよ、らしい。



「断られたから言ってるんだけど。自棄になって歌ってやる」
「喉壊すなよ?」



…弥那は今週末、どうするのだろうか。
別に知ってどうするってこともないけどさ。
それでも瑞李と過ごしてたら嫌だな、とか。
出かけてるのも、やっぱり嫌だな、とか。
さながら彼氏みたいなことを思ってしまって。
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