最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
でも今の藍の反応を見ると覚えていない。

藍「ん〜、ダメ」
洸「そう、ダメ」
藍「ふ〜ん」

興味が無くなったらしく、ソファに座った。
手頃な大きさの3面鏡を出すと顔の包帯をとって昨日翔に縫ってもらった傷をなぞる。
眼球は傷一つ無かったが、瞼がやられてるから開けるようになるかは怪しいと言われた。

洸「皐月、あいつらはちゃんと授業受けてるのか?」
皐「受けてると思うか?」
洸「そう信じたい」
皐「残念だな、喋ってる。藍の事だ、どんな話をしていても上の空」

相当気にしてるんだろう。
昨日も翔平と東がどんよりしていた。
朝も声をかけたけど聞こえてないようだった。
(洸side)
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