皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした
レオナルドも18歳。
その頃の俺はちゃんと働いていたぞ…。
「さて、私は愚息たちのせいで究極に忙しい。なにもないなら、これで失礼するが」
「ち、父上…?」
「なんだ、レオナルド」
「あのさぁ、あのね?俺ってさぁ…どうなるの?この先」
「まぁ、できればリュークの下でリュークを支えてもらうのが理想的だが」
「継承権って、俺、何位?」
「…………2位だが。なにか、やらかしたな…?」
「こ、子ども…できたら?」
「…………仕事もろくにしていないお前が?はははっ、寝言は寝て言ってほしいもんだな」
「いやぁ、ほら、ね?まだわかんないし‼︎」
「よし、お前あとで私の部屋に来い。で、ついでにその相手を今すぐ連れてこいっ‼︎」
うそ、だろ…?
お前、結婚してないだろ‼︎
ドラゴン探しに夢中になってたんじゃないのか⁉︎
子どもってなに?
父上がバタンっと音を立てて閉めたドア。
残された俺とレオ。
その頃の俺はちゃんと働いていたぞ…。
「さて、私は愚息たちのせいで究極に忙しい。なにもないなら、これで失礼するが」
「ち、父上…?」
「なんだ、レオナルド」
「あのさぁ、あのね?俺ってさぁ…どうなるの?この先」
「まぁ、できればリュークの下でリュークを支えてもらうのが理想的だが」
「継承権って、俺、何位?」
「…………2位だが。なにか、やらかしたな…?」
「こ、子ども…できたら?」
「…………仕事もろくにしていないお前が?はははっ、寝言は寝て言ってほしいもんだな」
「いやぁ、ほら、ね?まだわかんないし‼︎」
「よし、お前あとで私の部屋に来い。で、ついでにその相手を今すぐ連れてこいっ‼︎」
うそ、だろ…?
お前、結婚してないだろ‼︎
ドラゴン探しに夢中になってたんじゃないのか⁉︎
子どもってなに?
父上がバタンっと音を立てて閉めたドア。
残された俺とレオ。