皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした
そのまま眠ってしまい、ヒナに起こされたけど眠くてベッドに潜り込む。




「ご飯食べてください、アリス様」

「眠いのだもの…」

「また痩せますよ⁉︎」

「ごめんなさ、い…」



眠くて何を食べてるのかわからない…。



体力ないなぁ、私…。



「なんだ、食べ終わったのか」

「お仕事終わったのですかぁ?」

「あぁ、一緒に食事をと思ったのだが…」

「私、眠いので寝ますぅ…」

「おかしくないか…?」

「んー?」

「ヘラヘラ…してる…」



ピタッとリュークの冷たい手がオデコに。



びっ、ビックリした…。



「熱い…」

「えっ?熱があるのですか⁉︎」

「気づかなかったのか、ヒナ」

「申し訳ありませんっ‼︎今お薬を‼︎」



私、熱出たの…?



だからこんなに眠いのかぁ。



「食ったな?」

「食べましたよぉ…」

「よし、薬飲んだら寝ろ」

「リュークは…?」

「は?」

「どっか行くの…?」



そばにいたいのに…。



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