皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした
子どもを作ればいい。



そうすれば、誰も文句を言わずにセレスティーナが正妃になる。



「こちらへ」

「はい、殿下」

「私に触れられるのは嫌ではないの?」

「嫌だなんて思うはずありませんわ、殿下」



なら、いただこう。



これも仕事だし、俺は世継ぎを残さなければならないし。



妻に手を出すことは、悪いことではないわけだ。



セレスティーナは、とにかく胸のデカい女だった。



面倒な処女…。



偽り、気を使うふりをする。



「殿下っ、痛いっ…」

「大丈夫…?やめようか?」

「いやですっ‼︎」



ハンターの目だ、それは…。



あぁ、萎える…。



本当にめんどくさい。



俺の子種だけが欲しいのだろう?



さっさと終わらせて眠りたい…。



なんて考えていたら、本当に萎えた。



「今日はここまでにしよう」

「えっ、でも…」

「セレスティーナが苦しそうで、見ていられないからさ」

「殿下…」



はいはい、終了。



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