神様は私を愛しすぎです!
「ちょっと待ってください!まだ私、結婚の話は……」

勝手に盛り上がるアマテラスを、紬は慌てて止める。一生が決まってしまう結婚に関しては、アマテラスであれゆっくり考えなければならない。しかし、まだ紬は高校一年生だ。

「なら、お前が頷いてくれるまで何度も求婚しよう。俺はお前以外とは結婚しないし、子どもも作らないからな」

そう宣戦布告し、アマテラスは紬にキスをする。紬はそれに必死で応えた。

突然のプロポーズに戸惑っているものの、ちっとも嫌ではない。紬は確信する。将来はアマテラスと結婚するのだと。彼はきっと、紬を離しはしない。

日本の最高神、アマテラスは一人の女性を溺愛している。
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