―――桜田門―――

第二章 爆弾事件

―――
―――それから、この二人は結婚してしまったーーー。
此の子達の結婚式をみて、誰もが羨ましくなった―――。結婚式の披露宴で、ケーキを御馳走する事になった。更に、結婚式の動画を見せる事になった―――。彼等はドキドキしていた。
連はこの他人なら、自分は幸せになれる―――。本気でそうお思ってしまったーーー。
彼はとても紳士的で、刑事課の強行犯係、兄上として接してくれた人ではないが、彼は巡査部長―――木村優斗は新しく入って来た為、彼女は踊ってしまったーーー。彼も警察官だったのか。
最初、彼女は内気で、あまり叫ぶ事もなかったが、今日だけは吃驚して、「―――あら・・・貴方・・・意外と、いういう事いうのね?」と笑った―――。
連と周りの警察だけは、驚いてしまっていた。連はあっと閃くと、「もしかして・・・」と呟く。
―――御じい様・・・図ったわね・・・
御ばあ様―――私達は、元気でやっている。だから、心配しないで欲しい―――。
連は自己紹介すると、明は彼女の側によると、「―――こいつは・・・俺の女房だから、お前等惚れちゃだめだぞ・・・」と笑った―――。其の笑みに、連はドキリとした―――。
これが―――恋―――そういう物なんだろうか?―――私は普通に生きて居られているのか。
「―――これから、宜しくお願いします。」
誰もが羨む結婚式で、口づけもバッチリだった―――。今でも、口づけするカップルもおり、神父様はニコッと笑っていた―――。この結婚式のやり方は日本ではなく、ハワイに来ていた―――。
ハワイはとても嬉しい。
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