―――桜田門―――
『―――今、彼女は自分にメッセージを送った。自分が大人になった証拠を取りたい―――。御じい様の事は・・・本当に残念な結果だった―――。誠兄だけでなく、姉夫婦がいるから、自分は一人ではない―――。それは―――よくある発想でもあるが、こうは考えられないだろうか?―――亡くなってしまった人にとって、自分たちは幸せをあげられた事であり、皆、感謝をして死を迎える―――。時々、それが出来ない事もあるが、それが日本の考え方だろう―――。だから、自分はずっと大事にして・・・貰えたんだ―――はっきりとそう思っていた―――。人がなくなるのは、確かに、誰かが悲しい思いをする。仮令、亡くなってしまった人が、犯罪を犯してしまってもだ。だから、自分は兄貴と姉貴と一緒に、明るい家庭になるように、今までにないくらい、幸せな家庭を作ろうと思った―――。いつか自分に良い事が帰って来ると、それが良いと思っている―――。だから、彼等は元気を貰える―――。友達もおり、家族もおり、親戚もあり、誰もが幸せになって欲しい―――。いつか―――私のやっている事が、上達するように見えると、笑えるようになる。沢山笑って欲しい―――。それは―――誰にでも言える事だ―――。好きな人は、相性の問題であり、上手く行かなくなったら、話し合いをすれば、また円満になれる―――連はそう思ってしまった―――。円満になれる家族は、温かい家族を作る事ができる―――。どうして、自分は此処にいるのか、それは幸せになる事でもある―――。だから、自分たちは人を好きで居る事は、間違っていない筈―――。自分を好きで居ないと、他人の事を好きで居る事は難しい―――。だから、私は立派な女性になり、立派な警察官に戻りたい―――。その為に、私は今、生きている事でもある。ずっと大切な人を守るためにある職業で、警察官はやっぱり辞める訳にはいかない―――。だから、いつもありがとう―――。』
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