きらきら星に魅せられて
「あ、あの真城星羅さんですよね.....?」

「私たち真城さんに憧れてて.....」

「お話し聞いてもいいですか?」

ついに星羅ちゃんに話しかけ始めた3人。

「.....」

星羅ちゃんはそれをチラッと見ただけで無視。

「あの.....!」

「うっさいわね。ここどこかわかってる?あなたたちバカなの?お話ししてほしいのよね。ならひとつ教えてあげる。出ない方がいいわよ。どうせ下手なのに出ても笑いものにされるだけ。ここにいる人も全員よ」

みんなが怒りの矛先を星羅ちゃんに向けたのがわかった。

そこまで言わなくてもいいのに。

私は正直関わるのも面倒くさく、ただイメージトレーニングを続けた。

「それはたとえ真城さんでもひどいです.....!」

「僕たち一生懸命練習してきたのに」

「その言葉、上手くなってから言えば?」

一気に静まり返る舞台袖。

そんななか、口を開いたのはさっきの3人組の1人だった。

「私だって.....あんなみすぼらしいワンピース着て全国大会へ来る子なんかより上手いもん」

はぁ.....。私ですか.....。

慣れているから無視するのが1番だとわかっている。

「確かにあれはないよね.....」

「本当に弾けるのかな」

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