短‐結婚おめでとう!
バージンロードを二人で歩く姿は本当に幸せそうで絵になっている。
清佳は私のそばを通る時ににっこり笑ってひそかにピースしてくる。清佳はきっといくつになっても可愛くて綺麗だと思う。



―………いいなぁ。―

本当、今日だけは素直にそう思う。いつもは、『一人しか男を知らないなんてもったいない!』なんて清佳に言っていたくせに。
実際は……羨ましかった。


『私にとって、伶以上の人はいないもん。』

そういって微笑む清佳が。


『清佳のことしかみてないですから。』

そう言った伶君が。
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