行きたかった
帰り

祥の家

私達は、身支度をして、ホテルから帰った。

私の服は、無事に乾いた。

下の下着は、健二が、持っていたものを、履いた。

健二が、なぜ、女性用の下着を持ってるのか。

不明。








「ただいま。お母さん」


健二も、家の中へ。


「健二くん、すいません。送ってもらって。家の片付けは?」

「いえいえ。片付けは、しました。その後、祥さんに、呼ばれまして」


ずっと、私と一緒にいたけど。


「すいません。あら、祥、髪の毛が、乱れてるけど、どうしたの?」


どうしよう?

本当のこと、言えないし。


「すいません。実は、祥さん、図書館で、寝てしまって…」


「もう、祥は」

「では、失礼します。祥も、またね」

「またね。健二。今日は、楽しかったよ」


お母さんがいるから、別れのキスは、できない。

したいけど。






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