氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。
「……小学生のとき。容姿にコンプレックスがあったんです」
「そうですか」
「というよりは。自分は気にしていなかったんですけど周りから体型をからかわれて。そのうち、何に対しても悪口を言われて。【私だったら恥ずかしくて生きてられない】って言葉は、今でも忘れられません」
「それは傷つきましたね」
「食べすぎたわたしも……悪かったんですけど」
「本来なら保護者がしっかり管理してあげられるのが好ましいとは思いますが。あなたのご両親は。美味しくご飯を食べるあなたが、かわいくて仕方なかったのでしょうか」
いつも、お母さんは、わたしがお腹いっぱいになるよう食事の準備をしてくれていた。
「減量は慎重に行わなければなりません」
「月経が止まりました。でも、ダイエットしたわけじゃなくて。急に食べられなくなったんです」
「病院へは」
先生からの問いかけに、わたしは頭を横に振る。
「痩せてからは、お洒落して。チヤホヤされることが増えて。バカにした人たちを見返してやろう、なんて気持ちも……あったり」
わたしはわたしのためにお洒落してる、って思い込んでみたりしたけど。
わたしにとってネイルは、好きな男の子の一言でやめてしまえるくらいのものだ。
「そうですか」
「というよりは。自分は気にしていなかったんですけど周りから体型をからかわれて。そのうち、何に対しても悪口を言われて。【私だったら恥ずかしくて生きてられない】って言葉は、今でも忘れられません」
「それは傷つきましたね」
「食べすぎたわたしも……悪かったんですけど」
「本来なら保護者がしっかり管理してあげられるのが好ましいとは思いますが。あなたのご両親は。美味しくご飯を食べるあなたが、かわいくて仕方なかったのでしょうか」
いつも、お母さんは、わたしがお腹いっぱいになるよう食事の準備をしてくれていた。
「減量は慎重に行わなければなりません」
「月経が止まりました。でも、ダイエットしたわけじゃなくて。急に食べられなくなったんです」
「病院へは」
先生からの問いかけに、わたしは頭を横に振る。
「痩せてからは、お洒落して。チヤホヤされることが増えて。バカにした人たちを見返してやろう、なんて気持ちも……あったり」
わたしはわたしのためにお洒落してる、って思い込んでみたりしたけど。
わたしにとってネイルは、好きな男の子の一言でやめてしまえるくらいのものだ。