あなたの隣にいてもいいですか
慎吾君がかわいくって、みんなが慎吾君を構いながら食事が進み、結構な時間がたってしまった。食べるとすぐに慎吾君が眠くなってしまい、そのままソファで寝てしまった。

「慎吾がうるさくてごめんね~。多分二時間くらい起きないと思うから、ゆっくりして。牧田君コーヒーだよね?茉実ちゃんもコーヒーでいい?紅茶もあるけど」

「コーヒー大好きです、有紀さんありがとう。洗い物は私がやりますね」

洗い物をしながら有紀さんの隣にたち、有紀さんがコーヒードリップから本格的に入れている。

「すごい、コーヒー通なの?本格的だね」

「私も石田さんもコーヒー好きでね。こだわってるんだ」

「へえ、すごい。それにしても、有紀さん、すごいね。仕事続けて、ママで、しかも妊婦さんなのに。お料理も完璧だし、素敵なママで奥さんで・・・同期なのに、別世界の人みたい・・・」

私が感心しなて半ば落ち込みながら言うと、有紀さんは、ぷはーっと噴き出して、笑いながら

「そんな大層なことしてないよー。いつもはもっと適当だよ。
 テニスはケガしてから選手としては引退したけど、慎吾妊娠するまでは続けてたしさ。体力はもともとある方だからね。でも、二人目妊娠初期なんかは、慎吾はチョロチョロするわ、悪阻は酷いはで何もできなくて石田さんに全部やってもらってたよ」

「ふふ。今でも石田さんって呼んでるんだね?」

「いつもってわけじゃないんだけどね。会社関係の知り合いが一緒にいると、ついね」

< 105 / 175 >

この作品をシェア

pagetop