Snow drop

(2)

━━━━━━━━━━
━━━━


「んっ……」

目覚めると見知らぬ場所にいた。

あーあ誘拐されちゃった

などと呑気に考えているが非常にまずい。
こんな事零に知られれば確実にキレられる
下手したら監禁されかねない(?)

幸い服は着ているし、手が結束バンド縛られているだけ
固く締められているため手首がジンジンと痛む。

私の体に傷つけやがって……
どこのどいつか知らないけどまじ最悪

周りには窓があるだけで他は何一つ物がなく
窓には丁寧に鉄格子が付けられ抜け出すことは不可能
おおよそあのトプ画の廃墟にでも連れられてきたんだろう。

とりあえず外出よ

扉は施錠もされておらず捻ればすぐ開いた。
てっきり見張りでもいるのかと警戒してでるが人一人いない
< 71 / 90 >

この作品をシェア

pagetop