真田くんはプレイボーイ



なんとなーく憂鬱な体育の時間が終わり、次の教室へ向かう


「もうほんとやめなよ圭花」


「ん?」


「あいつ、真田に恋するのやめなよ」





そんなの…やめれるんならやめたいけど


「無理だよさきちゃん」


「圭花」


「だってめっちゃ好きなんだもん」


「…でも報われないかもしれないよ?」


本当は…それも薄々わかってる


いつも元気にやってるけど


好きになんかなってもらえないんじゃないかな


特別な関係なんて無理なんじゃないかな


もしかして付き合ってすらないのかなって


「わかってるよ。でも自分に嘘はつきたくないから。この気持ちが消えるまでは私頑張るよ」



さきちゃんはそっかとだけ言って静かに隣を歩く


でも辛いのは本当だ


いつかは終止符を打たなきゃダメだってわかってる


でもまだ…今は


もうちょっと


このまま

< 15 / 55 >

この作品をシェア

pagetop