真田くんはプレイボーイ


「真田くん!」


ゆっくりと顔が上がる


やっぱり赤い


汗もすごい


「真田くん大丈夫?熱あるんでしょ?めっちゃだるそうだよ」

「…はぁ大丈夫だから」


いや、そうは見えないけど


「保健室行った方がいいよ!」

「…ほん、とに、大丈夫だから」


いや、全然大丈夫じゃないじゃん!


「真田く…」


「大丈夫って言ってるだろ?構わないでくれよ」





…なんじゃそりゃ


こっちは…



ふつふつと私の中で何かが湧き出す




こっちは見るからにだるそうで死にそうなあんたをなんとかしようとしてるんでしょ!?


下心もなんもないよ!


あんたみたいなプレイボーイじゃないんだから!


気がついたら喋ってた


「大丈夫じゃないでしょ!?自分の格好見てから言いなさい!今にも死にそうじゃん!こっちは純粋に心配してんの!1クラスメイトとして!
みんなの前で元気なの演じなくていいから、辛い時は辛いって言わなきゃダメでしょ!!
わかったらさっさと保健室行きなさい!」



早口でそうたくしあげたせいか真田くんは目を開いてパチパチしている



「ほら!歩けないなら手伝ってあげるから!そんなんで今日一日過ごせるわけないでしょ?
ちったぁ考えなよ!
ほら!これで冷やして!」


お弁当に入ってた保冷剤をおでこに当てる


「…?」


「ほらいくよ!」


真田くんの肩を抱えるように引っ張りながら保健室に向かう


「この階段使えばあんまり人にも会わないから」


真田くんは私といるのを見られるのがあんまり好きじゃないみたいだから


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