真田くんはプレイボーイ



「勘違いしないでよ?俺はちゃんと北野が好きだから言ってんだよ?」


あ、心読まれてたかも


「絶対真田なんかよりも俺の方がいいと思うよ?」


自分で言っちゃう?


「ねぇ」


わ…


ぐんと距離を縮められて思わず後退りした



そっと手が触れる



「北野」



あ、これ…もしかしなくても…やばいや…つ




「圭花」





「真田くん!?」


どこからか現れた真田くんが私の手を取った


「勘違いするなよ?たまたま見かけただけだから」


そんなまさか



「真田…なんの用?今一世一代の告白中なんだけど?」


いや、一世一代にしたら軽すぎるでしょ


「……ごめん」


……はっ!?


え、いま…あ、謝ったああああ!?


流石にそうくると思ってなかったのか片桐くんも固まっている


「ごめん片桐…圭花は…だめ」


は?


ぐんっ!


わっ!


すごい勢いで引っ張られて片桐くんが小さくなっていく


さ、さ、真田くん!?


えっとこれ…


どういう状況?

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