正しい恋を教えてください。
「なんで帰りたくないの?」




「母親だよ。面倒臭いし、芸能活動を早く始めろって」




「なんか、わかるな。今は、いないんだけど、義母がね。さっさと金を稼げって」




お互い共感し合って話していると、背後からヒールの音がしてきた。




「ハルー!!」




長いライトブラウンのロングヘアが目の前をよぎる。




すると、目の前でハグをしている少女がいた。




「なんだよ.....」




「ごめんね。用事思い出したから、帰るね」




戸惑いを隠しきれずに、古海はその場から立ち去ってしまった。




「おい美影!」




その後、女の子には説得をして帰ってもらった。




ハルは、暗がりの自分の部屋で気持ちを落ち着かせていた。




「おいかける理由がねぇな...。」
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