正しい恋を教えてください。
「…?なんなの…!」




(結局は、どんな女でもいいの?)




呆れた。




そんな顔をしている古海。




昨日のキスはなんだったのかって明日聞くって自分に何度も言い聞かせた。




だから、聞きたかった。




また、1人で屋上に行くことになるんだ。




そう思ってる古海とは裏腹に、あの時、本当は...
移動教室のために廊下へ出ていくハルを見計らって待っていたゆな。




本鈴ギリギリで出てきたハルをすぐさま腕に抱きついて行った。




「ねぇ、ハルくん?」




「…誰?」




「え…。」




「俺、移動教室なんだけど。」




冷たいハルの視線は、目が合うだけで痛くなりそうだった。




「あ…。」




ゆなは何も言えずにそのままハルを目で見送るだけになった。
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