正しい恋を教えてください。
コート姿のハルは、時計台の時刻に5分早く着いた。




(さっむ)




「紫水くん!」




走って来た古海は直前で石に転けそうになった。




「うわ!」




まったく痛くない感覚を覚えた。




古海は、ハルに抱きついて救われていた。




「ったく」




そういって、何も言わずにハルは手を繋いで歩いてくれた。




古海がヒールなことにも気づき、ゆっくり歩いてくれた。




「今日はなにすんの?」




「紫水くんはどこ行きたいですか?」




「...?なんで紫水くんに変わってんの?」




「ハルくんって言ったら、周りの女の子たちに邪魔されそうで...」




ハルは嬉しそうな顔をしていた。
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