正しい恋を教えてください。
「紫水くん!」




古海がハルを見つけた場所は、クリスマスデートの時のツリーだった。




今は装飾がされていないが、なくても素晴らしい大きさだった。




今でも思い出せるほど。




ハルは、古海に呼ばれてもツリーを見続けた。




「意外と見つけんの早いんだな」




「紫水くんとのデートの所」




ハルはこの日まで、古海が自分のあげたネックレスを肌身離さずつけていることを知った。




「あ!...紫水くん。お願い聞いてくれませんか?」




「...」




「体育祭来てください。それが学校に来る最後の日でいいです」




「...わかった」




ハルは、そう言って、また古海の前から姿を消した。
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