正しい恋を教えてください。
いつもは下校時刻の学校も、体育祭準備でいつもより1時間遅い下校時刻だった。




古海は団Tを作るべく、夕日に照らされた教室で一人黙々と考え続けた。




「団Tて、一人で終わんの?」




そんな中、ハルは出演部を放置して、古海を見に来た。




「家でもやるから...。」




「言ったよな?反論してみろって。無理なら言えって。」




「...!じゃあ...出演部の方が終わったら、手伝ってもらっていいですか?」




「承知しましたー。」




そう言ってハルは出演部に戻って行った。




古海は一息ついてTシャツの案を考えた。




「誰からにも見てすぐに分かるのと、他のチームには思いつかないもの...。」
< 84 / 488 >

この作品をシェア

pagetop