正しい恋を教えてください。
体育祭の集会がその日にあった。




「美影さん」




「はい?」




「団Tって、もう終わってるかな?」




「いえ...」




そう言うと、実行委員の人は苦い顔をしていた。




「今日までに仕上げて欲しい」




「や...え?!」




「頼んだよ!」




そう言って、そそくさと集会を初めていった。




古海は、そりゃもう頑張るしかない。




だから、いつもの2倍頑張った。




ハルも、いつもと変わらず、静かに手伝ってくれた。




ハルのおかげもあって、古海は無事終わらせることが出来た。




「ありがとう!紫水くん!」




「美影」




そう言って、ハルは、古海の頬に手を当てた。




「...?!」
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