影を拾った太陽ー番外編ー




「忘れないで。辛い時、俺が傍にいてあげるってこと」




叶斗じゃなくて俺を見て欲しい。




辛い時は一番に俺を頼って欲しい。




俺だってしていなかったのかもしれない。
本当の恋ってやつを。





だから気づくのに時間がかかった。
彼女に、親友の好きな人に本気で惹かれているんだってこと。





彼女に話しかけただけで、女子は悪口を言った。
前の俺なら、笑顔で優しく「俺、悪口言う女の子って嫌いだなぁ」って言っていたけど、今の俺にはそれはできない。





彼女に恋をしていると気づいた今、他の女の子なんてどうでもいい。




嫌われてでも彼女を守りたかった。





やっぱり”娯楽”が怯えている姿を見たって、何も思わない。





彼女を傷つける奴は誰であろうと許さない。





そう思い始めたら、自分でも自分の気持ちを抑えられなくなった。





気付くと俺は彼女を抱きしめて、告白していた。
















「叶斗なんて俺が忘れさせる。振り向かせてみせる」





こんなこと、自分が言うことになるなんて思いもしなかった。




これは宣戦布告。
いつまでも何もしない叶斗より俺の方が良いよっていう暗示をかけているんだよ。






それなのに、叶斗は勝手にしろなんて言った。
本当は嫉妬で狂いそうになっている癖に。




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