世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ













「あれっ!!花莉スク水なの!?」



私がトートバッグの中から出した水着を見てそう言った明日葉。



「う、うん。この水着1回も着てないな、と思って…」



これは本当だけど、少し嘘。
露出が多い水着を着たくなかった、という理由が大きい。



「じゃああたしもスク水にしよー!!」



そう言って明日葉はTシャツを脱いで下着姿に。



女の子同士だから同じところで着替えても全然いいんだけど…いいんだけど…!!!
明日葉細すぎじゃない!?



バイクの後ろに乗せてもらった時も思ったけど……明日葉は脱いでもやっぱり細すぎる。しかもスタイルいいし…




じっと明日葉の細い体を見つめていたら、明日葉は着替える手を止めて。







「そーいえば!!」



私と目を合わせて、にやりと笑う。




「な、なに…?」




少し、ほんの少し、嫌な予感がする。

じりじりと距離を詰めて迫り来る明日葉。
私は一歩、二歩、と後ろにさがり…やがて、ドンっ!と背中がロッカーにぶつかった。




< 206 / 839 >

この作品をシェア

pagetop