世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ



「俺はちょっっっと寝坊しちゃってさ~。3時間の途中で学校着いたんだけどね、教室入ったらなんと!女の子たちが慌てて逃げてくじゃん!いつもなら絶対女の子たちが話しかけてくれんのに!!

なんだろうな~、何してたのかな~、って思いながら教室入ったんだけど、詩優と竜二の制服見たら納得だよね」




あはは、と笑う倫也。
そう言えば倫也は、いつも通りの制服だ。着崩してはいるけど、ネクタイだってあるし、ワイシャツのボタンだってある。





詩優と倫也の話からして、詩優と竜二さんのワイシャツのボタンとネクタイは……

おそらく、誰かに盗まれたということ。






「タチの悪い悪戯だな」





ため息をつく竜二さん。





「っていうかなんで無くなったのがネクタイとシャツのボタンだけなんだろうね。

そこまでして気になるんだったら全部シャツとかズボンとか全部持ってけばいいのに~。俺だったら好きな女の子の物なら全部欲しいけど」





そう言った倫也に無言でスリッパを投げつける竜二さん。


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