君と私の距離
〜コンビニに行く道〜


「急に准くんが行くとか
言うからびっくり
したじゃん笑」


「えーだって

愛里と話したかったし」


きっと准くんは
そうやって誰にでも
気のあるそぶりをするんだ。


そう思ったらなぜか
無性に腹が立ってきた。



「誰にもでもそういうこと
言うんでしょっ!!」



「えっ、愛里?」



「私は騙されないから」


いきなり怒りだすとか
私意味不明じゃん


そう思ってはいても
口は止まらない


「だいたいさ…」


「ちょっと待てって」


「何よ」


「俺さ、愛里が好きだよ」


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