もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】





一時間ほどでご飯を食べ終わり、みんなでカフェレストランを出た。



これからカラオケでも行こう、って話になったけど




「ごめん、私帰るね」




なんか疲れてしまった。



ハヅキがどこでもオナラするとか変な大嘘を言うせいで、とても彼氏できそうにないし。




残念そうな顔の麟に手を振って、みんなとは反対方向に歩き出す。





「えっ、高橋くんも帰っちゃうの?」



「うん、ごめんね?また」





そんなやり取りが背後で聞こえた、と思ったら軽快な足音がして





「人生初合コン、オツカレー」





棒読みなそんな言葉と共に、隣に並んだハヅキ。





< 108 / 537 >

この作品をシェア

pagetop