もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
ゆらりと立ち上がるハヅキ。
ポッケに手を突っ込んで、気怠そうに視線をあげた。
「誰?」
階段の上で、私たちを見下ろしていた3人が顔を見合わせる。
はぁ、とハヅキが短く息を吐いた。
「聞こえた?
早見さん突き飛ばしたの、誰って聞いてるんだけど」
「…わ、わたし。で、でもね、聞いてハヅキ、私たちは…!」
「質問以外のこと喋んないで?うるさい」
…え。
はじめて聞いた。
ハヅキが私以外の女子に、こんな口調で話すの。
目を大きく見開いている瀬田さんたちに、ハヅキが一歩一歩階段をのぼって近づく。
階段をのぼりきって3人を見下ろすと、にっこり笑って言った。
「お前らどういう権利があって俺のさぁちゃん傷つけてんの?殺されたい?」